旧豊岡労働基準監督所(元但馬貯蓄銀行) 豊岡市元町通り
昭和初期 設計 不明 施工 不明
建物の元は但馬貯蓄銀行。

(
豊岡案内の中にある広告より 大正11年)
当時は一階のロビーは吹抜けだったらしい。奥には大きな金庫が残っていた。その後、労働基準監督所に変わり、そのときに二階の床を新たにつくったらしい。その後、監督所が場所を移転しその後、一時期倉庫として使われたが,今は何も使われていない。今後の利用の仕方も今は何も決まっていない。なんとか利用できないか。風雨で傷んでいた壁も補修されているが何とかうまく使われてほしい。今のままでは傷む一方である。
和洋折衷の建物。漆喰壁。腰はモルタル小たたき。袖には徳島のうだつのような袖うだつ。正面の出入り口には四角の付け柱。震災以後建てられたのであれば銀行としては和風の漆喰壁は理解しにくい。元町通りの道路の拡幅がいつの時代なのかわかれば、震災以前の建物だと考えることが出来る。それにしても漆喰の塗りまわしも、とでも重厚である。
外観









内部
階段手摺

二階の大きなレリーフ 当時は1階から見えたらしく大きい。当時は大きな時計が中央にあったらしい。


二階の階段への出入り口の装飾

二階のアーチに装飾された梁 どの梁にも付けられている。

梁底にある装飾

窓

二階の出入り口


一階の梁の装飾