現在は周囲の線路は全て撤去され広い跡地の中に給
水塔とともに建っている。その変遷は1906(明治
39)年4月1日に国鉄播但線に和田山駅が開通し、
6年後の1912(明治45)年3月に和田山機関庫
と給水塔は建設されたと記録されている。現在は倉庫
として利用されているが、役目を終えるまでに(19
91(平成3)年3月)、およそ80年間にわたり蒸気機
関車やディーゼル機関車の停泊や点検修理の為の施設
設備として利用されていた。その構造は切妻屋根をも
つ平屋建の柱で補強されたレンガ造で平面形状は12
×2スパン(132フィート:40.23m×38フィート
:11.58m)で40.23m×8.23m(約330㎡)
分が2線路分のピットが設けられた点検場、26.82
m×3.35m(約90㎡)分が事務室や休憩室、倉庫
と思われる管理部門が配置されている。(つどい7月号より抜粋)
豊岡河川国道事務所HP http://kkr.mlit.go.jp/toyooka/menu.html
前にあったボタンがなくなっている
線路もなくなって以前の迫力がなくなった
排煙用のウインチ
駅であっても派出所
給水塔。モルタルで塗られている
給水塔内部